ロイヤルウッドから感じたフランク・ロイド・ライトの感性

      2017/05/29

古くなった自宅を建て替えようと思い、依頼する住宅会社を探していました。住宅展示場を見に行った時、今までに見たこともないような懐かしさを覚える住宅と出会いました。屋根が水平の伸び、庇の出が大きく、かといって、和風ではない住宅です。窓の形は洋風なのですが、バランス良くまとめられ、気品に満ちています。それが、ロイヤルウッドとの始めての出会いでした。聞けば、アメリカの20世紀を代表する建築家、フランク・ロイド・ライトの設計思想を受け継いでいるとのこと。さっそく、フランク・ロイド・ライトについて調べました。プレーリーハウスと呼ばれるアメリカの大平原をイメージした設計する建築家だと知りました。日本の帝国ホテルの設計者であることもわかりましたが、当時の建物は取り壊され、一部が明治村で保存されているとのことでした。写真で見るライトの建築に感銘を受け、今度建てる住宅をロイヤルウッドにお願いする事に決めました。

こちらの問い合わせに応じて営業マンの方がたずねて来られ、お話を伺いました。話の内容はフランク・ロイド・ライトの話に終始し、聞けば聞くほど、フランク・ロイド・ライトの虜になりまいた。幸い家族も賛同してくれたので、さっそく設計に取り掛かってもらうことにしました。設計では標準のデザインタイプを決め、次に平面のプランに取り掛かりました。あまり部屋を仕切りすぎると、伸びやかな空間が生まれ難いとの指摘を受け、キッチンとダイニング、リビングを一まとめにした、ワンルームに近いプランとしました。個室は全て2階へ設け、1階を広くしました。内観のパースも書いていただき、イメージのとおりだったので、それで進めることにしました。見積もりも予定していた金額で納まり、正式に工事の契約を結びました。

工事前には地鎮祭がしめやかに執り行われ、緊張感と期待とが入り混じった複雑な気持ちになりました。ロイヤルウッドの工事は施主に何度か現場を見る機会が与えられます。現場を訪れるたびに印象的だったのは、職人さんたちの生き生きした働く姿です。決まりきった住宅ではない、独創的な住宅を施工する喜びを、職人さんたちも感じていたようです。建物が建ち上がってくると、全体の形が見えてきます。まさしく、写真でしか見たことがない、フランク・ロイド・ライトの建築の再現でした。日本の住宅よりも和の感覚が取り入れられ、内部と外部が一体となった住宅が出来上がりました。引っ越して初めての夜の感激は、今でも忘れられません。床と天井、タイルで作られた壁が、音楽を奏でるような調和を見せてくれました。一晩眠った後の、窓から入り込む朝日のすばらしさは、感動的でした。

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